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『ギャザリング』

原題:『The Gathering』
2002年/イギリス
監督:ブライアン・ギルバート
出演:クリスティーナ・リッチ
   ヨアン・グリフィス
   スティーブン・ディレイン
   サイモン・ラッセル・ビール

『英雄-HERO-』が中国大陸でしか撮り得ない映画であったとしたら、これはイギリスでしか撮り得ない映画だった、と思います。
ハリウッドでは有り得ない、怖い‘雰囲気’のホラー、でした。この映画は文句なくホラーって言える。いや、怖いか、って言われると、それ程怖くは無いんだけどね、予告で観た『四人の食卓』とかもう予告だけで充分なほど怖くてとてもじゃないけど本編は見に行きたく無いってほど怖かったけど。やっぱり東洋には東洋独特の恐怖の感覚がある訳で、それに照らせば『ギャザリング』はやっぱり他所の土地の恐怖、である訳で。でも、その湿り気が、漂う雰囲気が、どちらかというと、我々の恐怖に、近しい恐怖だった。
グラストンベリー、という、この土地の名前だけで、その筋のファンの中には背筋にざわりと気配を感じる人もいるのでは無かろうか。イギリスって国は、そういう恐怖を内包してそ知らぬ顔をしている国なんですね。
土地そのものの持つ‘雰囲気’に加えて、立っているだけで‘雰囲気’を醸し出してしまえる顔を持った俳優のキャスティングも、この映画の成功の原因の一つだと思います。主役のクリスティーナ・リッチは言うに及ばず、一言も台詞のない「彼ら」の「顔」こそが、この映画の恐怖の中心である訳ですから。
なのに何処探してもないんだよなー、「彼ら」を演じた役者さんの名前…。恐怖感を高める為にあえて公表して無い、とか、そういう魂胆なのか?と勘ぐってしまうです。
怖くは無いけど、正統派ホラーとして認められる作品でした。
グラナダ・フィルムの映画って、なんかこう、突き放したような感があって、私は好きだなあ。そしてこの物語に何の意味があったのか、は、各々が考えてくれ、みたいなエンディング。救われない者は救われないままである。
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by radwynn | 2004-05-29 12:22 | Movie

『トロイ』

原題:『TROY』
2004年/アメリカ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ブラッド・ピット
   エリック・バナ
   オーランド・ブルーム
   ダイアン・クルーガー
   ブライアン・コックス
   ショーン・ビーン
   ピーター・オトゥール

『トロイ』は、『イーリアース』に登場する、エピソードの一つ。英雄の活躍と死の物語。そしてもう一つ、忘れてはならない事は、『イーリアース』とは神々の物語である、ということ。ギリシャ神話から神々を省くと、後に残るのは物凄く単純な人間の営み、でしか無い訳です。
はっきり言えば、映画として観るには、各エピソードの動機付けが余りにも弱かった、と思うんですよ。
なんでパリスがあんなアホな事をしでかしたのか、は、オーリだったからさ、じゃなくて、神々の差し金だったわけですよ。なんでトロイの王様が、どう考えても間違ってるやろ、な判断を下すのか、も、オトゥールさんたらお茶目さん♪、じゃなくて、そうなるべき運命にあったからなんですよ。熟練の戦士、誉れ高きトロイの総大将ヘクトルが、鎧兜だけで、一目惚れした、じゃなかった、運命のライバルであるアキレスを見間違える訳ないんですよ、神々のほんの些細な、そしてとてつもなく残酷な悪戯心なんですよ。
だから、それが無い、ギリシャ神話じゃないトロイは、私には、たるかったです。この時代の人間の営みはあまりに単純で、それはだからこそ美しいのだけれど、映画にして観せるのであれば、今の人間には、‘人間らしさ’が足りないと感じてしまうのでは無かろうか。むしろ、時代考証には反するかも知れないけれど、どろどろした人間模様を描いても、良かったんじゃ無かろうか。ギリシャ神話では神々が担当しているところの、‘人間模様’を。
反面、それを気にせずに観れるシーン、つまりアクションシーンには思いっきりのめり込めましたさ!アキレスは、私の知ってるギリシャ神話のアキレスでは無かったけれども、ブラッド・ピットが演るアキレスとしては最高でした!そして私、見直しました、西洋人のアクションを。綺麗だった!身体の線が実に美しかった!東洋のアクションとはまた違った、重量感と迫力は、さすが肉喰ってる種族だなあと感心。
そして。エリック・バナがまた美しい。びっくりだ、あの人あんなに綺麗だったんだ。むしろ何があったんだ、彼に、な気さえするほど美しい。
このエリック・バナ演じるヘクトルと、アキレスの運命の戦の、なんと烈しく、なんと官能的なことか!互いに互いを唯一の存在と確認しあう、その至高の純愛は、死、という結果でしか成就しない。これぞ純愛、だと思うんですよね。だから、ヘクトルの亡骸を奪い去ってしまったアキレスの気持ちが愛しい。ヘクトルに「兄弟」と呼びかけて落涙するアキレスが儚い。
アキレスが何故に‘人間離れ’してしまったか、も、神々の存在が明示されないので今一つ根拠が薄いのですが、この戦士の魂の存在は、あの運命の戦いのシーンで描かれていた、と感じます。
映画の出来うんぬんに関わらず、私としての見所は満載でした。
トロイ王家の美しさとか。「スパルタのヘレン」なら存在価値もあったろうが、「トロイのヘレン」じゃ、絶世の美女も形なし。「あれがヘレンですって」「なによ、美人美人って前評判だったけど、パリス王子の方がずーっとお綺麗じゃない」「あらヘクトル様の方が」「何言ってるのよ、美しいと言えば王様に決ってるじゃない」って、トロイの女達も噂してました(あのシーンは私にはこうとしか見えなかった(笑))。そりゃ「私をスパルタに帰して!」と言いたくもなろう(違)。
オーリは全編に於いていまいちですが(それはなにも今回に限った事じゃな…)、一ケ所だけ、最高のシーンがありました。メネラオスの刃から逃げて兄ヘクトルの脚に縋るシーン。もう最高だ。なんというか、あのオ−リは、あの表情と身体の演技は(演技であるなら)、見事にパリスを具現してました。っていうか、オーリのパリス、でした、いい意味で。またこの時のヘクトルもいいんだ、あのプルプルじりじりしてるのが!なんかもうこっちまで「いーっ」ってなっちゃうよ、歯ぎしり聞こえて来そうだよ。だけど『ブラックホーク・ダウン』でも、バナさんはオーリの所為でえらい目にあう役だったですよね(笑)。
ヘクトルとアキレスの、武装シーンも出色のエロさでした。交互に映る互いの武装シーン、もうやがてどっちの手が着せてるんだか脱がしてるんだか判らなくなって、くらくらするほどやらしかったです。死地に赴く男の醸し出す色気程強烈なものはないですよね。
言い出したらキリが無い程、あっちゃこっちゃに‘萌’シーンがちりばめられてて、おまけにリアルじゃバナさんはオーリに陥落されてるし。裸馬に乗って海岸を走ってオーリと顔を見合わせて微笑みあったりしないように、バナさん。
「兄さん、僕を愛してる?」byパリスだの「俺の為に戦え」byオデュッセウス、だの、イギリス俳優はあいもかわらず炸裂してるし、腐女子の存在意義を問われそうな気さえする萌映画でしたことよ。っていうかパンフレット。「パリスの不実に憤りながらも」って。それは日本語としていいのかそこで使っても。もしかしてもしかすると公式見解なのか?!
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by radwynn | 2004-05-29 11:08 | Movie

『ヤング・ブラッド』

原題『The Musketeer』
2001年/アメリカ
監督:ピーター・ハイアムズ
出演:ジャスティン・チェンバース
   ティム・ロス
   カトリーヌ・ドヌーブ
   スティーヴン・レイ

カンフーを取り入れたアクションで話題になったそうですが。まあ、観てる分には面白いから、いいけどね。やっぱりレイピアとかサーベルは、フェンシングスタイルで戦って欲しい訳ですよ、私としては。
で、なんで観たかと言うとティム・ロスです。
『ロブ・ロイ』でも似たような役やってたけどこっちの方が徹底してて素敵。まさに‘人で無し’、モンスター。ダルタニアン(ジャスティン・チェンバーズ)がリシュリュー卿(スティーブン・レイ)に「てめえのモンスターは俺が仕留める」とか言ってました、この男フェブル(ティム・ロス)。
黒装束がなんかもうものごっつお耽美でした(笑)。綺麗な顔が醜く傷付いていて、しかしそれでも、だからこそ狂気を宿していっそう美しい、てのは、好きですねー。毒々しく無く、「悪い事をしている」という自覚はあるけれども罪の意識は無く、だからなんの感情の変化も無く手を下してしまえる、むしろ楽し気に。という本当の悪、哀れな存在、を演じるに於いて、やっぱりイギリスの風土に育った俳優に勝る者は無いんでしょうかねえ。素晴らしくハマってました、ティム・ロス。
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by radwynn | 2004-05-29 11:06 | Movie-rental-

『真珠の耳飾りの少女』

原題:『Girl With A Pearl Earring』
2002年/イギリス
監督:ピーター・ウェーバー
出演:スカーレット・ヨハンソン
   コリン・ファース
   トム・ウィルキンソン
   キリアン・マーフフィー

ロンドンの地下鉄に、やたらとこの映画の広告がでかでかと貼ってありました。
曰く、「至高の恋愛映画」「最高にロマンティックで最高にエロティック」。
画像は少女と画家が身を寄せあう(この時は知らなかったが例の真珠の耳飾りのエピソードシーンだった)もので、その画像だけ見る限りでは、「ふーん、そうなん?」くらいにしか思ってませんでした。
でもフェルメールを扱った作品って事で、見に行こうとは思ってました。
その程度の気持ちでしたが。
驚いた。こんな‘エロティック’な映画は久しぶり。
思うに、肉体関係というのは限り無く動物的であって、人間の理性を離れたところの行動である訳で、だからそれはむしろエロティックとは言い難い。
窒息しそうなあの‘雰囲気’こそ、正にエロティックだと思うのです。
そして各々の意味で、ひとりの男に‘絡め取られた’女達。
フェルメールの絵は透明です。透き通る光を画面に表現するという奇跡を成し遂げた、そのキャンバスに現れているのは、‘エロス’からは程遠い存在に見える人物像です。
それゆえに、その画家フェルメールが、こういう形で表現されているのは私にとって非常にエキサイティングでした。なんというか、余計に興奮するっていうか(笑)。
そして、良く観察すれば、彼の描いた人物の、その僅かな唇の隙間に、幽かな流し目の縁に、彼のエロスを反射して光る幽かな痕跡が、確かにあるんですよね。それがもう物凄くエロティック。
しかもこの映画の画面、それ自体が、正にフェルメールの絵画そのものだったんですよ!これぞ奇跡!と言いたいライティングと色調調整、衣装の再現、本当に、フェルメールのあの絵が、見事に具現していました。これほどに‘美しい’映画だったとは。
珠玉の作品、だったと思います。
しかしコリン・ファースって、ちょっと崩れた、自覚無しの‘悪い男’に、むちゃくちゃハマってた。エロいー。
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by radwynn | 2004-05-29 10:14 | Movie

岡山へ

相方の就職活動のためにWINDOWSのバージョンアップが必要になりました。
なんか、会社からOFFICEの書類を送ってきて、それに書き込んで送り返すように、とか言われるんだそうだ。
うちはMac派なんで、WINはゲーム用にしか使ってなかったのだった。つまりお仕事用のアプリケーションはひとつも入ってないのさ!(威張るな)
ということで、木曜日に、WINのPCを車に積んで、えっちらおっちら、生まれ故郷(私の&PCの)まで里帰り。
98を2000に入れ替えて、OFFICEをインストールしてもらいましたとさ。
大阪の家を2時半に出て岡山の実家に5時半到着、で、帰りも、岡山10時発、大阪1時着。だいたい、片道3時間ですね。近所に新しいインターチェンジが出来たので、前より30分ほど短縮できてると思う。
しかし岡山に日帰りしたのって初めてなような気がする(笑)
そして実家に帰った娘のすることといえば、家の冷蔵庫&水屋あさり(笑)。いろんなものをせしめて帰りました。カトキチのチャンポンメンは美味しかった!最近の冷凍技術はすごいね、キャベツまで冷凍できるんだ。
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by radwynn | 2004-05-22 17:08 | Diary

焼き菓子

ここんとこ、オーブンを使ったお菓子作りが妙に楽しい。
つっても、作ってるの、パウンドケーキとスコーンだけなんだけど(笑)
お友達に借りた「1つのボウルでできるお菓子」って本に載ってたスコーンが、すんごく簡単で直ぐ出来て、しかも結構美味しいの。
なんかハマりそう(笑)
今日はパウンドケーキに干しぶどうをたんと入れてレーズンケーキを作ってみました。但し、本人がアルコールがダメなので、干しぶどうをリキュールに浸す行程はナシ(笑)。でもそこそこ美味しいのが出来たよ。
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by radwynn | 2004-05-18 21:53 | Diary

『デッドベイビーズ』

原題:『Dead Babies』
2000年/アメリカ

公式サイトこちら

TUTAYAでふらふらしてて偶然見つけました。ベタニーさんなので借りてみました。
…ぎゃー!
ベタニーさんが、ベタニーさんが、F・・KN' Beautiful......
「美しさに嫉妬するわ!」byクェンティン(ベタニーさん)の妻シリア
ホンマにめちゃくちゃ綺麗やん!みょーな貴族趣味ガウンとか黒地に白のストライプのスリムなスーツとか胸元ひらひらのシャツとかセンスの判らない格好してるけどこの人ならOK!な気がする。ってゆうかイギリスってこういう趣味なの?
えーと、お話の方は、すげーバカです。いや、ストーリィがバカなんじゃなくて、バカなお話なの。ミステリーとかサスペンスとかホラーとかブラックとか言い様は有るかも知れないけどむしろバカです。バカバカしさ。その怖さ。私的には一番怖い種類の話。壊れる人間の怖さ、壊れているのに、気付かない、気付けない、気付きたく無い。
でもねえ、奴らの「友達」に対する愛情だけは本物だと思うの。例えそれがどんな結果に終わろうとも。
ラストはちょっと弱かったような気がするけどいいやもうベタニーさん綺麗だったから。
<ネタばれ注意>





「あいつは貴族の囲い者だったんだ」byご学友ってのに、ものすごく頷けてしまった。
彼らを手にかけたのだって彼にしてみれば愛情の一つの表現、なんだと思うんだよね。彼が手を下すという、愛情。
歪んでいるのに美しい、否、歪んでいる故に美しい。誰にも救えない。

↑反転でプリーズ。
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by radwynn | 2004-05-18 21:42 | Movie-rental-

『デアデビル』

原題:『DAREDEVIL』
2003年/アメリカ
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ベン・アフレック
   ジェニファー・ガーナー
   マイケル・クラーク・ダンカン
   コリン・ファレル

映画館で観た時はそんなに気にならなかったのに、DVDでじっくり見ると妙に気になるなあ、ベン・アフレックの髪の毛…ぢゃなくて、CG部分。
なんかすげーちゃっちぃなあ…LOTRのオークとか観た後だからかなあ…
ってゆうか、そのくらいのアクションなら、実写でなんとかしなさいよ、な感じがする。それは香港映画を観ているから?香港のスタントマンってほんとに何でもやるもんなあ。
でも、ちょーっとCGに頼り過ぎ、しかもそのCGがちゃっちぃと来た日にゃ、ねえ…
そしてブルズアイはあんまし喋らないので、コリン・ファレルのアイルランド訛りを堪能する、というほど台詞を聞けなくて残念。でもむっちゃ訛ってたけど(笑)。コメンタリーで監督に「キュート!」とか言われてました。ほんまキュートやわ(笑)
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by radwynn | 2004-05-18 21:27 | Movie-rental-

『13ウォーリアーズ』

原題:『The 13th Warrior』
1999年/米
監督:ジョン・マクティアナン
主演:アントニオ・バンデラス
   デニス・ストーイ
   ウラジミール・クリッヒ
   トニー・カラン

原題の「13番目の戦士」は、お告げにより選ばれ13人目の戦士となった、アントニオ・バンデラス演じる‘詩人’を現します、が、邦題だと、13人の戦士全員を現してますよね。映画の内容は、というと、どっちでもOKです、つか、むしろ『13人の侍・スカンジナビアヴァージョン』とかでも。
アントニオ・バンデラス演じる、イブンは、アラビアの詩人です。アラビアー?まあいいや。で、人妻に手を出して亭主に嫉妬されて、北方への大使に任命され、体よく国外追放されちゃって、命がけの旅を続けて、ブルヴァイという若長に率いられた『北の民』に巡り会います。…って、ここまでは前説。
その『北の民』のキャンプに、他の村からの救援要請が来た事から、物語は動き始めます。魔物に襲われた村を救出すべく、巫女により13人の戦士が選ばれる。
この戦士選出シーンで、多分、各々の戦死のプロフィールっぽいものが語られてるんじゃ無いかと思うんですが、このイブンという主人公、最初は、彼ら『北の民』と、言葉が通じないんですね。なんで、このシーン、何が起こってるのか、彼にはおぼろげながらにしか分って無い。なんか、巫女が叫ぶ度に、男達が名乗りを上げている、ってくらいしか。観てる側も、それくらいしか判らないんですよ。もしかしたらスカンジナビア語が判る人なら何を言ってるのか判るのかも。雰囲気としては、「まず選ばれるべきは王!」「ならば俺だ」(歓声)「次に射手」「弓にかけて俺に適う者が他にいるか?」(歓声)「力!」「俺だ−!」(歓声)「知恵」「俺だろう」(歓声)…みたいな。でもなんか不思議な属性の戦士が何人か居るのよ、後でエンディングロール観てたら。(笑)「陽気」とか「楽士」とか。因に、トニー・カランさんは「楽士」でした(笑)。
で、13番目が回って来て、巫女が「13番目の戦士は『北の民』ではならぬ!異邦の男でなければならぬ!」ってんで、必然的に、イブンが選ばれる、っていう寸法。
なんというか、すっごい、ストーリィはありきたりだし、13人も主要人物が居る割には、各々の名前さえ殆ど判らなくて(私、結局観てる間は最後まで若長ブルヴァイしか名前わかんなかった…)個性も殆ど表現されて無いし。けどそれが還って現実味を生んだかも知れないけど。つっても、なんでこんなところにこんな‘魔物’が?とか、解決しないまま忘れられた伏線、とか、いいかげんなところも満載だったので、なにをとって現実的というか、なんですが、強いて言えば、彼らの生きざまが‘現実的’だった。生きざま、というか、死にざま、というか。
とにかくね、私にとってはパーラダーイス♪な映画でした(笑)。こ汚い『北の民』(騎馬)がいっぱい♪(笑)。アントニオ・バンデラス以外は殆ど無名の役者さんを使った、ってことで、その面構えがね、もう、むちゃくちゃ『北の民』!しかも可愛い子ちゃんが♪(可愛い子ちゃんって…)
トニー・カランさんはねえ、もうとーってもグラスウェジアンでしたよ!(それって形容詞だったのか)キルト着てたし(笑)ヴァイキングじゃなかったのか君(笑)。
でもって若長ブルヴァイの、この侍魂が、すっごい私好みで(笑)。ヴァイキングのヴァルハラ信仰は戦国時代の武者の心根に通じるものがあると思いませんか。すっげー無口で、やる事はやる、統率力はある、部下からも慕われている、ブルヴァイはよい漢でした。
あと、お気に入りは「陽気」として選ばれたハージャー、とにかく彼がものごっつ可愛いんですわ!最初は言葉の通じないイブンと仲間の橋渡しとして存在するんですが、その後もずっとイブンの回りであれこれと世話を焼いてくれる(笑)。『北の民』にしては小柄で、だからって戦闘能力は無いかというとこれが人一倍有ったりするから困る(笑)。救援に向かった村の長の息子とブルヴァイが対立して、その息子の腹心の部下とひと悶着起こすんですが、その時も、ブルヴァイに
「あんたは関わるな、オレがやる」
とか、ちゃんと気遣ってたり、自分の倍も有りそうな相手に苦戦すると見せ掛けてあっさり首を斬り飛ばしてみせたり、おまけにブルヴァイも彼の事を信頼しきってたり、もう大好きだこういう主従関係。
全編に渡ってこういう男達の物語なんで、好きな人は必見だ(笑)。
言っとくけど、「ストーリィとか、映画としての質には期待しないでね」。あと、アントニオ・バンデラスも別にいらん(笑)。彼である意味は全く無い。
あ、オマー・シャリフさん出てました!最初の頃の、イブンの通訳として。イブンの父の友人、という設定だそうです。
ああ、そうそう、すごいと言うか、よぅ考えついたな、と言うか、考えついてもやらんやろ、と言うか、言葉の通じないイブンと『北の民』がどうやってコミュニケーションするのか、というと、旅を続けている間に、イブンの耳に、次第に彼らの言葉が、意味を持った言葉として聞こえて来る、というふうになってました。イブンは主人公ですので英語で喋ってるんですが、最初『北の民』はスカンジナビア語で喋ってるんですね。それが段々、彼らの言葉に、ところどころ、ものごっつ訛りのきつい英語が混じって来る。その割合がだんだんと多くなって行き、遂には、イブンとコミュニケーションできるようになる、っていう。彼らの旅がどのくらいの期間だったのか不明なんですが、納得出来ない事も無い。シーンとしても面白かったし。でも吃驚したな(笑)
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by radwynn | 2004-05-13 15:00 | Movie-rental-

『処刑人』の…

ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダスが‘天の啓示を受けて悪人を処刑する’アイリッシュ系の兄弟を演じた『処刑人』ですが。
…と、ここまで書いてやっと気が付いたんだが、そーか、奴ら‘アイリッシュ’やったんか…まったくもう…。そういえば兄コナーを演じたショーン・パトリック・フラナリーは本当にアイリッシュ系だったな…。
それは置いといて。
映画『処刑人』(原題 :『THE BOONDOCK SAINTS』)の舞台として設定されているのはボストンです。実際の撮影はカナダとボストンの両方で行われていて、細かいところはカナダで撮影したところが多いそうですが、舞台となっているのはボストンなので、画面に登場する主な建物とかは、ボストンの建物です。
で、そのロケ現場をちょっと調べようと思って、ネットをうろついていたんですが。
ええ、言わずともでしょうが、この映画、ビリー・コノリーさんが出演しております。役どころは「イル・ドーチェ」と呼ばれる、最強最悪の殺し屋。きゃ〜♪(止めんか)
とあるサイトさんで人物調書を読んでいて気が付いたんですが、このイル・ドーチェの名前が最初に登場人物たちの会話に出て来るシーン。何て言われてるかっていうと。
「He's a fucking monster. 」
も、もう、これ以上の形容詞は無いよ!素晴らしい!コノリーさん万歳!

なんか違うものが見えてる模様。
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by radwynn | 2004-05-11 20:47 | Actor