『コウノトリの道』

a0009319_17183276.jpgジャン=クリストフ・グランジェ 著
平岡敦 訳
創元推理文庫

秋にアフリカに渡り、春、欧州に戻るコウノトリがなぜ今年はかなりの数帰らなかったのか?調査に立つ直前、青年ルイは調査依頼主の無惨な死体を発見する。検死の結果、記録のない心臓移植手術の痕があることが判明。
東欧、中東、アフリカ、行く先々でルイの遭遇する残虐な殺人。コウノトリの渡りの道に何が隠されているのか?
『クリムゾン・リバー』の著者のデヴュー作。


かなり強引な力技、は、『クリムゾン・リバー』の時も思ったけど(但し『クリムゾン〜』はまだ映画しか観て無い)、デヴューからこんな力技だったんだ〜。
‘渡りに隠された謎’は最初ッから判ってそうなもんだが、それに絡んで次第に明らかになって行く‘もう一つの戦慄すべき謎’のほうがメインだからそれは仕方が無いか。
無為に日々を過ごして来た無気力青年ルイがいきなりヒットマン始末したりしてオイオイ、てなつっこみどころは色々あり過ぎるんだけど、それもまあいいかと思わせちゃうイキオイが、確かにこの作品にはある。
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by radwynn | 2005-05-07 17:18 | Book
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