『ARKHAM ASYLUM』

a0009319_10241450.jpgARKHAM ASYLUM
DC COMICS
作・Grant Morrison/画・Dave McKean

アーカム収容所。そこはゴッサム・シティの犯罪者を収容する精神療養所でもある。なぜならば彼らは一人残らず精神を病んだ者達だったから。ゴードンに呼び出されたバットマンを待っていたのは、ジョーカーからの1本の電話だった。その笑い声に誘われるかのようにアーカムに足を踏み入れるバットマン…それはとりもなおさず、彼自身の闇への第一歩だったのだ…
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圧倒的。それ以外にこの作品を評価する言葉があるだろうか?アメリカでは漫画などの絵を中心としたコミックスのことをGraphic Novelと称するようなんですが、まさにこれはそのカテゴリーに相応しい作品だと思います。コミックス、という概念からはおおよそかけ離れた、前衛絵画のようなその画面。次から次へと、犯罪者の深層心理にダイヴしていくストーリィ展開、というかストーリィは本当に展開しているのか?むしろ狂気という一点に向かって収束していってるんじゃないのか。
「Sometimes I...question the rationality of my actions. And I'm afraid that when I walk through those asylum gates... when I walk into ARKHAM and the doors close behind me... It'll be just like coming home.」
ジム・ゴードンに語るこのバットマンの囁きが、90年代に再生されるバットマンの方向を決定付け、闇の騎士の闇たる所以を、映画『BATMAN BEGINS』に注ぎ込むことにもなった、訳ですね。
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by radwynn | 2005-07-06 10:24 | Book
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